ボリンジャーバンドはトレンド相場で使いやすい

トレンドの継続を示すバンドウォークに注目

BBを使った順張り・逆張りの判断方法

ボリンジャーバンドは移動平均線に標準偏差と正規分布の考え方を加え、確率的にどの範囲に値動きが収まるかを示すテクニカル分析。

値動きの範囲を確率的に示していることから、逆張り手法と思われがちだが、考案者ジョン・ボリンジャーはトレンド手法と説明。

移動平均線がもとにあるので、上昇の場合で考えると、移動平均線が上昇し、1σから2σの間で推移するバンドウォークの状態は上昇トレンドが継続。

2σを大きく越えたり、3σに届くようだと、そのレベルで価格が保たれる確率は1%程度となるため反落の可能性を考える。それでも移動平均線が上向きなら、移動平均線まで下げたところで支えられやすく、移動平均線を下に抜ければトレンド転換、抜けなければトレンド継続と判断することも可能。

値動きがして移動平均線がフラットであれば、バンドはレンジの上限下限付近を示しやすく、この場合は逆張りも有効となる。ただし、逆方向に抜けてトレンドになる可能性があるので、ストップの位置が重要となる。